アスパラガス料理

quechee2008-04-21

ドイツに来て初めて知ったのだが、ドイツ人はアスパラガス、特に白アスパラガスに特段の思い入れがあり、ちょうどこの時期、ドイツ中でアスパラガス料理が食されるとのこと。春先の名物らしいのだが、日本で言うと筍に相当するものなのだろうか。今日の晩ご飯は、そのアスパラガス料理。レストランでは通常のメニューのほかにアスパラガス料理がわんさかと載っている特別メニューがあり、せっかくなのでその中から、アスパラガスと鮭の盛り合わせを選ぶことにする。実際にオーダーしたものが来てびっくり。通常は鮭が真ん中にあって、副菜としてアスパラガスが置いてありそうなものだが、皿の真ん中には太い白アスパラガスが8本くらいデンとおいてあり、副菜の場所に鮭が申し訳程度に置いてあるのである。ドイツではなかなかサラダ以外の野菜料理に巡り合うことがないので、久しぶりにまともな野菜に出会えて嬉しかったこともあるのだが、たしかにドイツ人が気合を入れているだけあってなかなかの美味。大味の鮭に比べても立派な主菜を務めている。日本では白アスパラガスというと、缶詰に入ったものがほとんどのような気がするが、取れたての新鮮な白アスパラガスがこんなみずみずしくておいしいものだということを再認識させられた。