欧州人の余裕

ブリュッセルの同じホテルに週末滞在できたおかげで、ちょっと体力回復。移動するというのは何もしていないのに疲れてしまうものだというのを改めて感じたが、いったいどうしてなのだろうか。無意識の緊張感?

今日はブリュッセルの大使館に赴任している他省同期のO、役所時代の先輩のTさんにお会いした。二人とも本当に楽しそうに、しかも欧州スタンダードの広々としたオフィスで仕事をしているのを見てうらやましいなあと思った。隣の芝は青く見えるものだが、割り引いて考えてもそう思えてしまう。街を歩いていても思うが、どうしてこっちの人たちはあくせくしておらず余裕があるのだろうか。同僚のコンサルタントを見ていてもそう感じるのだから、そもそもの日本人の働き方に大きな欠陥がある気がしてならない。結果だけを見ると、日本が高い経済成長をしていたりするわけでもなく(むしろ逆)、何なんだろうなと考えさせられる。

ちなみにこちらでは昼にワインを飲むのは極めて当たり前の行為とのことで、Oが流暢なフランス語でワインを当然のように注文していたのにはびっくりした。「午後、まだ人と会う仕事があるんだけど」と言っても「向こうも飲んでいるから大丈夫。むしろ飲まない方が失礼」とどこ吹く風。欧州のどこかでいい仕事のポジションがないものだろうか。