ニューヨーク入りと国際NPOの話

quechee2009-09-12

早朝にフェニックスを発ったと思ったのに、時差の関係で東海岸に着いたのは夕方。今回、アメリカ国内ではスケジュールの関係でUSエアを多用しているが、基本いけていない米系航空会社の中でも相当いけていない航空会社であるという印象を持った。そんなに最初から期待していないにも関わらず、CAの所作が粗野、CA同士の無駄話が多い、「プライオリティ」のタグの付いた荷物がなぜか最後に出てくるなど。所詮2nd Tierなのか。

着いたニューアーク空港からはタクシーで今回お世話になる大学時代の悪友Nが住むブルックリン(マンハッタンから海を挟んで南東側の対岸)へ移動。慢性的な渋滞のあるニュージャージーからマンハッタンへのトンネルでやはり引っかかる。ブルックリンまでは距離的にはそんなにないはずなのに1時間かかってしまった。よく映画でも取り上げられるが、こんなボトルネックがあるとマンハッタンで何か有事が起きた際にいったいどうなってしまうのかが気がかりである。アメリカの国力を持ってすれば、トンネルの容量を倍に拡張するくらい朝飯前のようにも思えるが。それとも戦略的に流入・流出規制をしているのか。

Nは国連機関に勤務する国際公務員であり、アフリカからこの3月にニューヨークへ越してきたばかり、ポーランド系オーストラリア人の彼女と一緒にとても感じの良いマンションに住んでいる。ダウンタウンに近くてこんなところがあるんだとびっくりした。彼は国連に勤める傍ら、彼女と一緒に新しい援助モデルを有する国際NPOKopernik」を立ち上げようとしており、お二人とその具体的アイディアの共有、ディスカッションなどをさせてもらった。二人一緒に自分たちがライフワークと考えていることを追求することができる(というよりはそうなるように頑張る)のは素晴らしいことである。とりあえずはアメリカのNPOとして立ち上げるが、中期的には日本(しかも京都)に本拠地を設ける野望を抱いているとのこと。僕自身もボードに入っており、アメリカのビジネスはなかなか貢献することができないが、日本でのビジネス展開で色々と貢献できればと思っている。まずは趣旨に共鳴し一緒に活動してくれる人たちの巻き込みが課題である。

それにしてもNは大学まではドメだったにも関わらず、日本で働いたのは2年弱で、10年以上海外で勤務、しかもパートナーも外国人と公私ともにすっかり英語漬けの生活、今や不自由なく英語を使っているのはうらやましい。「日本語の方がまだ話しやすい」と言っていたが、もうそんなこともないだろうに。