赤のアメ車のコンバーチブル

quechee2009-09-14

ニューヨークからワシントンDCへ移動。ナショナル空港というのを一度使ってみたかったので、伊丹空港的な雰囲気の漂うラガーディア空港からシャトル便に乗る。もう少しラガーディア空港のアクセスが良ければもっといいのにと思った。ワシントンDCまでは、鉄道だと結構時間がかかるくせに、飛行機だと上空にいるのは30分強と東京・大阪便よりも短い。ワシントンDCのナショナル空港はダレス空港に比べて小規模だが、ターミナルはきれいで好印象。地下鉄も直結しており(僕は行く気もしないが)都心まで5キロ程度とのこと。フェニックスでも同様だったが、最近のアメリカの流行なのか、レンタカーを使う場合、通常は個別のレンタカー会社のバスが迎えに来るところ、ここでは共用のバスが迎えに来ており、レンタカーの貸出施設自体も共用になっている。ある程度各社が我慢する部分は出てくるところもあるだろうものの、たしかにこの方が大きくコスト削減ができるはず。

今回もレンタカーのカウンターのお兄ちゃんが恩着せがましく「アップグレードしてあげといたから」とのこと。指示された駐車場のスロットへ行くと今度は何と赤のアメ車のコンバーチブルが停まっている。これに乗れと言うのか?いかにも燃費が悪そうだが、コンバーチブルを運転するのも初めての経験なので、ありがたく乗らせてもらう。今回の宿はダレス空港の近くなので、「だったら直接ダレス空港に飛べよ」と言われそうだが、赤のコンバーチブルの屋根を開けてフリーウェイで移動。時速60マイルを超えると相当に風圧が強く、ドアに付いている収納に入れた地図なども飛ばされそうになる。ただ、こういう天気の良い日にコンバーチブルに乗る気持ちよさも何となく分かった。

今日は何の予定もなかったので、ダレス空港の更に西にあるアウトレットまで足を伸ばし、ちょっとブラブラした後(なぜか日本人の有閑マダムと思われる人たちがたくさんいた)、ホテルに帰還。今週からNFLが開幕しており、イチローの200本安打のニュースも相当霞んでいるが、今日の全米注目のマンデーナイト・フットボールは何と我がニューイングランド・ペイトリオッツバッファロー・ビルズ。マンデーナイト・フットボールをテレビとはいえナマで見られるなんて相当な幸せである。今年からユニフォームがガラッと変わって何か変な感じ、しかも序盤はケガから復帰したQBブレイディがちょっと冴えずやきもきさせられた。後半に入っても全体的に押しているものの得点に結びつかず、第4クォーターに入り残り5分で11点差をつけられている状況。「あー今日はダメかな」と思っていると、ようやく1タッチダウンを返した。しかし、2ポイント・コンバージョンが失敗し、残り2分でもう1タッチダウンが必要という絶望的な状況は変わらずである。どうするんだろうかと見ていると、何とキックオフでブルズがファンブルし、好位置でペイトリオッツが攻撃権を得た。すかさず、ブレイディの速攻で更に1タッチダウンを追加、1点差で逆転し劇的な勝利である。こんな試合、なかなか見ることができないが、今回の旅行のワンチャンスでいいものを見せてもらった。